雑記202007

■2020/07/04
ご依頼をいただけるのは本当に心からありがたく思っているのですが、
絵柄寄せの絵ばかり描くのもあまりよくないなぁと感じています。

キャラデザや塗り、レイヤー構造や細部の処理などとても勉強になりますし、
キャラデザの方の思考を想像し、元絵に近づけるには
どんな描き方をすればよいのかと探ったり、限られた範囲で
より良い表現をするにはどうすればよいか考えることも楽しいです。

ほどよく描くのであれば楽しいお仕事なのですが、代わりに
いわゆる「自分の(理想に近づけようと模索する)絵」を描く行為を
軽視し放棄してしまったことが祟り、自分が何を描きたいのか、どんな絵を
描きたいのかがわからなくなってかれこれ数年になります。

私にとって絵柄寄せは、寄せる絵の要素を取り込みながら
自分の趣味(好み)を削っていく作業です。

尖りを削り均一化していったり、既存の「正解」を目指して描くもの。

とはいえ当然私が描くと私の絵というか癖?趣味のようなものが
勝手ににじみ出るので、自分を殺せているとは思いません。
ほぼ毎回赤入れをいただくくらいには絵も寄せも下手です。
ただ私の絵は癖が少なめだと仰っていただくことが多いので、
絵柄寄せの土台としては弄りやすく調整しやすいのかもしれません。

(お仕事をまわしていただける理由としては、上手い下手というより
絵柄寄せ案件を受ける人が少ない、ということが大きい気がします)

絵柄寄せの絵しか描いていなければ、
だんだん「自分の(略)絵」が死んでくることは想像に難くないですよね。
自分なりの売り(絵柄、傾向)を見つけたいのに探求を怠っている状態。

ずっと危機感を覚えており、何度も趣味の絵を描かねばと考えるのですが、
そんな時間があるならいただいた仕事の作業を進めるべきなのでは?と
考えてしまい実行に移せていませんでした。

そもそも描きたい絵がなく、何を描けばいいのかもわからない。

でもこのままではマズいなぁというくらいに気持ちが追い込まれた状態に
なっていることに気付きましたので、意識的に趣味の(自分が描きたいものを
探す、思い出すための)絵を描く時間を設けようと思い立ちました。

ラフなど見ても面白くない絵ばかりになるかもしれませんが、
今後描けたものはできるだけサイトに上げていこうと思います。
(こうやって書き残して自分を追い込む作戦です…)
気が向かれましたら、お付き合いいただければ幸いです。